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Go Night Talks – After Conference 11社合同開催!Goエンジニア交流LTイベントレポート #go_night_talk

こんにちは、UPSIDERのDev HRチームです。

2025年10月14日(火)、メルカリ社オフィスにて開催した 「Go Night Talks – After Conference」 は、Goエンジニアたちの熱気あふれる一夜となりました。

本イベントは、Go Conference 2025の熱をそのままに、11社合同で開催されたアフターイベント。 UPSIDERをはじめ、メルカリ社、ナレッジワーク社、Gaudiy社、スリーシェイク社、Finatextホールディングス社、ジーニー社、TVer社、hacomono社、ヤプリ社、弁護士ドットコム社が共催企業として参加し、Go言語を軸にしたLT形式で多彩な知見を共有しました。

イベントページはこちら mercari.connpass.com

Goエンジニアが交わる“熱い夜”

会場となったメルカリ社オフィスには、Go言語を日々の開発に活かすエンジニアたちが多数来場。 仕事帰りにもかかわらず、立ち見が出るほどの盛況ぶりで、参加者同士の会話も途切れることがありませんでした。

「Go Conferenceの熱をもう一度体感したい」「他社のGo活用事例を知りたい」という思いを持つエンジニアが集まり、業界の垣根を超えた技術交流が実現しました。

UPSIDERも主催/共催の一社として、メインで企画・運営に携わりました。 運営として、参加者の皆さんが楽しんでいただけるように尽力。 “コミュニティの手作り感”と“企業の本気”が両立した、温かいイベントとなりました。

セッション概要

今回のイベントでは、各社のGoエンジニアによるLT(5〜10分)が次々と登壇。 実際の業務課題をどうGoで解決しているか、チーム開発やアーキテクチャの工夫、Go1.23アップデートの所感など、バラエティに富んだテーマが共有されました。

セッション資料は connpass イベントページ に公開されています。 どの発表も実践に基づいたリアルな内容で、現場エンジニアならではの学びが詰まっています。

各登壇のポイント

決済加盟店の名寄せを加速する:高速名称判別の仕組み(UPSIDER / 小須田 光)
類似名称・表記ゆれが多い加盟店情報の名寄せを、Goで高速・高精度に行う仕組みを解説。決済基盤の実務に根ざしたパフォーマンス改善の知見を共有。

ssa packageを用いたSpannerにおける現在時刻誤用の静的検出(メルペイ / 小林 亮太)
「allow_commit_timestamp列にサーバー現在時刻を入れない」規約違反を、GoのSSA中間表現でデータフロー追跡し静的検出。型検査や一般的Lintでは守れない暗黙規約を扱うアプローチ。

GoでもGUIアプリを作りたい!(ナレッジワーク / nasum)
wailsやebitenなど複数フレームワークを比較し、GoでのGUI開発という選択肢を提示。用途別の選定ポイントを整理。

Spanner Change Stream × Transactional Outboxで分散トランザクション高速化(Gaudiy / 雨宮 悟)
決済・EC基盤の実務から、Change Stream活用で整合性とスループットの両立に挑むアーキテクチャの工夫を紹介。

tflintカスタムプラグインで始めるTerraformコード品質管理(スリーシェイク / bells17)
現場運用の知見から、Terraformの品質基盤をtflint拡張で整備する具体策を共有。

呼び出し漏れリンターを作ろうとしていた結果(Finatext / Dennis Metzger)
権限制御関数の“呼び出し漏れ”検知リンター試作の過程で見えたAnalyzerの限界と壁、回避策を実践目線で共有。

OSS貢献の指針:Ginでの初プルリク事例(ジーニー / 成田 力哉)
Go初学者がOSSに一歩踏み出すための実践ナレッジを、Ginでの初PR事例から整理。

FeatureFlagのライフサイクルを安全に回す設計(TVer / Sota Ito)
定義から削除まで、品質と開発速度を両立するための基盤づくりと運用ポイントを解説。

gorm+sqlx併用アーキテクチャで迅速性と柔軟性を両立(hacomono / もりた)
新規事業立ち上げで相反する要件に対し、段階的使い分けで速度と品質の最適点を探る実装戦略。

Golangci-lintを“最初のメンター”に(ヤプリ / 原 佑馬)
他言語経験者視点で、Lintを開発習慣に組み込み、学習と品質向上を加速する取り組み。

PC不具合から辿る“メモリの世界”(ヤプリ / 大﨑 敬太)
実体験を起点に、Goのメモリ挙動を理解するための観察と学びを共有。

プロダクトコードから学ぶGoのデザインパターン実践(弁護士ドットコム / 神達 小楠)
実プロダクトにおける採用事例、採用/非採用の比較、言語仕様に応じた実装の肝を体系化。

名前付きロックで実現する排他制御(城戸 透馬)
APIサーバにおける名前付きロック活用の実践。

Go言語はstack overflowの夢を見るか?(永見 拓人)
Goのスタック伸縮とメモリ管理を掘り下げる考察。

SQL Firstなsqlcを使ってみる(松浦 優心)
SQLから型安全コード生成での開発フロー効率化の紹介。

ノベルティと懇親会のひととき

UPSIDERでは、来場者への感謝を込めて Gopherのアイピロー をノベルティとして制作しました。 ふわふわの手触りと、かわいらしいGoモチーフで多くの参加者に好評。 さらに、カップケーキもご用意し、セッションの合間には甘い香りと笑顔が広がりました🍰

共催企業の皆さんもノベルティを会場に持ってきてくれて、プチカンファレンスのような雰囲気で楽しんでいただけました。

懇親会では、メルカリさんが美味しいお料理を提供してくださり、会場は終始賑やかで和やかな雰囲気に。各社のエンジニア同士が自然と交流し、新たなつながりが生まれる時間となりました。

SNSでの盛り上がり

イベント当日は、SNSでも「#go_night_talk」のハッシュタグが大盛況。 参加者の感想ポストや登壇資料、会場の雰囲気写真が数多く共有され、オンラインでもGoコミュニティの一体感が広がりました。

ハッシュタグはこちら → #go_night_talk

UPSIDERメンバーも司会や運営としてイベントをサポートしながら、多くのエンジニアとGoの魅力について語り合う時間となりました。

まとめ

「Go Night Talks – After Conference」は、単なるLTイベントではなく、“エンジニア同士がGoを通じてつながる夜”でした。

多様な企業が協力し合い、開発現場のリアルを共有することで、Goエコシステム全体の成長と文化の深化につながる貴重な機会となりました。

UPSIDERでは、今後もエンジニアコミュニティとの連携を通じて、開発者がより良いプロダクトを生み出せる環境づくりに貢献していきます。

資料一覧・イベント詳細はこちら: Go Night Talks – After Conference (connpass)

ハッシュタグまとめ: #go_night_talk on X(旧Twitter)

本イベントを通じて少しでもご興味をお持ちいただけた方は、ぜひ株式会社UPSIDERのカジュアル面談にもお気軽にお越しください。

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